ステンシル

むかしのタトゥー・アーティストたちは、肌の上にデザインを転写するため、ゼラチンでできたインクを使っていました。のちに、ライス・ペーパーとゼラチン・ペンをセットで使用したりもしていましたが、紙は一度お客に転写すると2度と使用できないので、何か別の方法はないかと生まれたのが、1800年代中ごろに生まれたプラスティック・ステンシルです。その当時、世界中のほとんどのタトゥーショップでプラスティック・ステンシルは使われていました。

また、昔のタトゥー・アーティストの本などで紹介されているアセテート・ステンシルもよく使われていました。これらステンシルは、ペンで描いたデザインにそって深い切り込みを入れ作るのですが、弟子入りの際の一番初めの仕事として任されるほど、手間隙がかかり大変ハードだったようです。

アセテート・ステンシルは、溝にチャコール・パウダーを乗せ、ワセリンを塗った肌に転写する、という方法で使われていました。当時のタトゥー・アーティストたちはこの方法で紙に転写し、世界中のアーティストたちとデザインの交換をしたといわれています。

フラッシュとして完成されたデザインももちろんカッコいいですが、アセテート・ステンシルの、何回も何回も繰り返し繰り返し使われ、残ったパウダーの痕跡を見ているとなんともいえない味わい深さがあり、当時の風景が頭に浮かんでくるようです。


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