セイラーのタトゥー

世界で初めてのタトゥー・マシーンを発明したアメリカのサミュエル・オー・レイリーが『タトゥーの入っていない水夫は、航海できない船みたいなものだ』というように、欧米諸国においての水夫のタトゥーには、長い長い歴史があります。当時、タトゥーを入れるのは世界を股にかけ航海する水夫が一番多く、現在のタトゥー・シーンにおいても、たとえばツバメや船、イカリ、ピンナップなど、水夫に関連するデザインは数多く残されており、そのひとつひとつに当時の時代背景や、意味が込められています。

欧米諸国のタトゥーの歴史を振り返ると、始まりは1768年、キャプテン・クックが初めて南太平洋へ航海に出て、タトゥーを入れた民族に出会った頃までさかのぼります。
クック率いるイギリス人水夫たちは、遠い異国の地に来た思い出としてこんなにエキゾチックでカッコいいものはないと、母国に持ち帰るお土産としてタトゥーを入れたことが始まりではないかとされています。

トラディショナル・タトゥーの始まりは、ヨーロッパが先か、それともアメリカが先か、と今現在でもその論争は繰り広げられていますが、残された文献や資料などを見てもその答えはいまだ分かっていません。ただ、アメリカのアーティストが『アメリカン・トラディショナル』と呼ぶのに対し、ヨーロッパのアーティストは『ウエスタン・トラディショナル』と呼ぶことが多いようです。

アメリカでの最初のタトゥーの記録としては、水夫による航海日誌や手紙、日記などから、1900年代初頭、水夫が世界中を旅するようになってから始まったのではないかと言われています。水夫出身のタトゥー・アーティストも数多く、セイラー・ジェリーもまたその一人です。
先に挙げたように、水夫の入れるタトゥーは、長い長い航海に出る上でのお守り的存在であったり、遠い異国のでお土産として入れるものであったり、とそれぞれのモチーフには意味が込められています。そのシンボルの意味に興味のある人は『SYMBOL』のページを見てみてください。


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